教育入院ってどんなことするの?
こんにちは、りらっこママです(*^^*)
今日の京都の花粉情報は「やや多い」ですが、昨夜から鼻がつまってよく眠れずつらいです.....(´;ω;`)
さて昨日書いた「1型糖尿病」と診断されてからの続きです。
昨日の記事↓↓↓
3週間の教育入院
高校一年生の私にとって、初めての入院生活でした。
6人部屋の真ん中。
同じ部屋の方は50代~80代の「2型糖尿病」の人ばかりでした。
部屋だけでなく、病棟にも私と同じ「1型糖尿病」の人は1人もいません。
初めての入院、同じ年代で同じ病気の人がいない、「1型糖尿病」という病気になってしまった現実.....
入院した日、付き添っていた母が帰り、一人ベットの横で食べた夕食。
私は泣きました。
寂しさなのか、悔しさなのか、怒りなのか.....
全てが入り混じった感情でした。
糖尿病と診断されると、ほとんどの場合「教育入院」をします。
目的は糖尿病について色々なことを学ぶ。
自己注射が必要な場合は、自分で打てるようになるために手技を教えてもらいます。
そして、食事制限をして血糖値を安定させます。
私は高校生だったので、病院で学校の勉強をしながら、糖尿病についての本を何冊か読みました。
糖尿病のことを知れば知るほど、怖くもなりました。
合併症が進むと、最悪の場合、失明や透析・足の切断.....
でもこれは知っておかないといけないと思い、頑張って読みました。
栄養士さんによる栄養指導もありました。
私の場合は母と一緒に受けました。
決められたカロリー以上は食べてはいけない。
今より栄養指導は厳しかったように思います。
まだ食べ盛りだったので、これは辛かったです。
何より辛かったのが、血糖測定と自己注射。
当時は、血糖測定と注射の針が、今よりずっと太くて痛かったΣ( ;ω;)イタッ!
血糖測定の時は、ミシン針みたいなもので看護師さんに指を刺されていました。
一日に何回もするので、日に日に手に血豆が増えていきました。
当時は、今のようなペン型の注射器が出たところ。
他の人を見ると、小型の注射器で瓶に入ったインスリンを吸い上げて打っていました。
ペン型の注射器の方がまだ、針も細かったので、内心こっちで良かった~と安堵。
まだ発症したてだったせいか、朝食前と夕食前の二回打ち。
注射の手技はすぐに覚えられました。
毎回緊張して、嫌だなと思いながら打っていました。
でも打たないと食べられないので(^_^;)
インスリンを打ってからは、血糖値も驚くほど安定して、喉が乾く、トイレが近いなどの症状もなくなりました。
合併症が出ていないか、さまざまな検査も受けましたが、全て正常。
ちょうど高校のテスト期間と重なり、何日か病院から学校に通いました。
周りの「2型糖尿病」の人たちは「あんな若いのにかわいそうに」「親が贅沢させたんちゃうか」「食べ過ぎたんやろ」と口々に言っていました。
今よりもっと「1型糖尿病」に対しての知識がなく、認知されていなかった時代なので仕方がないですが。
「かわいそう」という言葉は同情してくれている、思いやっている言葉のように聞こえますが、言われているほうは「人のことを勝手にかわいそうと決め付けないでほしい」と思っちゃいます。
言われると「私って人から見たらかわいそうなんだ」と余計落ち込みます。
血糖測定や自己注射も自分でできるようになり、血糖値や体調も安定したので、3週間後無事退院。
注射を打たないといけないこと以外は、健康な前の状態と変わらず、病気であるということが嘘のように感じました。
退院してからは1ヶ月に一度、通院するように言われました。
つづく.....