1型糖尿病って知ってますか?
こんにちは、りらっこママです♬
突然、いつもと違う感じのタイトルですみません・・・(^_^;)
はじめに
タイトルにある「1型糖尿病」は私の持病です。
糖尿病は知っていても、1型糖尿病は知らないという方が多いのではないでしょうか。
この病気について、ブログに書こうかすごく迷いました。
このブログのテーマは「ほっこり」なので、テーマから大きくかけ離れている内容だからです。
でも、ブロクをやっていくうちに「自分にしか書けないもの」を目指したブログにしていきたいと思うようになりました。
もしかしたら、“病気について書くことで誰かを勇気づけられるかもしれない”“こんな病気があるんだと知ってもらうきっかけになるかもしれない”と思い、書くことを決意しました。
病気のことなので、少し重い内容になるかもしれないですが、なるべくわかりやすく丁寧に書くことを心がけたいと思います。
“こんな人もいるんだ”“病気でも案外普通に暮らしているんだ”という感じで読んでもらえたらと思います。
私が1型糖尿病を発症した時
私が1型糖尿病になったのは高校一年生、15歳の時でした。
それまでは大きな病気・怪我もなく、健康でした。
急に喉がよく乾くようになり、水分を多量に摂取するように。
でも、飲んでも飲んでも喉が渇きます。
それと、たくさん水分を摂っているせいかトイレが近い。
ひどい時は、30分に1回ぐらいトイレに行き、学校の授業を受けるのも大変でした。
喉が乾いて、水分を摂って、トイレに行く、の繰り返し。
はじめは、夏だから喉がよく乾くのかなと思っていました。
そんな状態が1ヶ月ほど続き、ある日体重を計ると、5kg以上急に体重が減っていました。
ラッキーと思いましたが、ちょっと減り方が普通じゃない。
いつも通り食べているのに・・・
だんだんと体もだるく感じることが増えて、これはおかしいと思うようになりました。
母に相談すると、早速家にあった病気の本で調べてくれました。
「糖尿病とちゃうか?」
「糖尿病っておっちゃんとかおばちゃんがなる病気やろ?私まだ高校生やし、太ってもないし、糖尿病なわけないやん。」
と、母の言葉を自信を持って否定しました。
私が知っている糖尿病の知識は、その程度でした。
ですが、症状はひどくなる一方で、結局かかりつけのクリニックを受診。
症状を伝えるとすぐに血液検査・尿検査となり、まさかの「糖尿病」と診断されたのです。
今から20年以上前の話なので、まだまだ1型糖尿病について医療関係者の知識もあまりない方が多かったのではないかと思います。
実際、私が受診したクリニックの先生からは「急になったから、急に治るかもね」という根拠のないなぐさめの言葉をかけられました。
突然の状況に呆然としていた私は、その言葉で少し気持ちが軽くなりました。
そう信じたかったのです。
母の方がかなりのショックを受けていたので、私は余計に普通でいようと思いました。
同じ母となった今、この時の母の気持ちが痛いくらいよく分かります。
子どもが病気になるって、どれほどつらいか。
そのクリニックで、大きな総合病院に紹介状を書いてもらい、次の日に受診。
そこでも血液検査と尿検査をして、改めて「若年性糖尿病」と診断され、あくる日から教育入院が始まったのです。
1型糖尿病ってどんな病気なの?
1型糖尿病は以前、インスリン依存型糖尿病・小児糖尿病・若年性糖尿病(小児期や年齢が若い時に起こることが多いため)などと呼ばれていましたが、今は1型糖尿病で統一されているようです。
主に自己免疫によって起こる病気。
健康な人は、膵臓(すいぞう)から血糖値を下げるインスリンというホルモンが分泌されています。
インスリンによって、食事や運動などによって上下する血糖値が、常に基準値内に保たれています。
ところが突然、自分の体のリンパ球があやまって、インスリンを作っている膵臓のβ細胞を壊してしまうことで、インスリンが出なくなります。
これが1型糖尿病です。
ほとんどの場合が原因不明。
私も原因不明と言われました。
過去のウィルス感染が原因となっていることもありますが、感染症ではないので、他の人にうつったりすることはありません。
私たちがよく聞く糖尿病は、主に生活習慣によって起こる「2型糖尿病」といわれるものです。
「1型糖尿病」は、生活習慣病でも先天性の病気でもありません。
病気の症状は同じですが、原因や治療方法が違います。
最近は若年層だけでなく、あらゆる年齢で発症することがわかってきました。
誰でも突然発症する可能性がある病気なのです。
2型と違い、遺伝が原因でないといわれています。
私も、家族・親戚に糖尿病の人はいませんでした。
1型糖尿病を発症したときにはインスリンがほぼ出ていないので、インスリンを補うインスリン注射が必要です。
1型糖尿病は全ての糖尿病患者数の約5%ほど。
子どもの年間発症率は、10万人に2〜3人です。
1型糖尿病は現在の医学では治りません。
一生涯、インスリン自己注射やインスリンポンプという医療器具でインスリンを注入しなければいけません。
高血糖の状態が続くと、さまざまな合併症を引き起こします。
患者自身が正しい知識をもち、適切な治療を受けることが大切です。
つづく.....